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渦婚 夫の浮気で、なぜ幸せになれたのか?
黒木いづみさんの著書。
ちょっと衝撃的なタイトル。
夫が浮気することで、かえって幸せになっちゃった!という話。
一般的に言って、というか男社会の日本においては、離婚によって被る損害というかリスクというか、は女性のほうがダメージが大きいよね。
でもそこは、考え方次第、なのかもしれないね。
この記事を書いているライター(つまりオイラ)はちょっとばかし占星術をかじる。
で、男女の求め合い、人と人との求め合いは、蠍座の範疇であり、8ハウスという分野において起こるといわれる。
この二つを司るといわれる惑星は冥王星なのだが、この冥王星のやり方がエグい。
なんと、冥王星(大魔王)さまは、すべてをいったん崩壊させるのだ。
無に帰させるんだよ。
で、そしてその後に「本当の出発」を演出してくれる。
冥王星の象意とは「崩壊と再生」なのだ。
すべてを失ったところで、はじめて【価値】に気づく、気づかせられる。
何が自分にとって本当に価値のあるものかがわかるのだ。
でもこの現代において、そうそうに生き別れとか、そういった“物理的な崩壊”は滅多に起こらないよね。
(平和な日本だからいえることかもしれないが・・・)
では、この冥王星が意図しているものは何か?
もちろん物理的な“崩壊”によって演出することもあるけど、むしろ、それは人の心の中で引き起こされるのだ。
人の心の中で「崩壊と再生」が引き起こされる。
これはどういうことかというと・・・
とてつもない強力な執着に気づかせられる、そしてそれを手放す、ということなのだ。
仏教用語だろうか?世間には「諦める」という言葉もあるよね。
これは、「明らかに眺めて、手放す」、というような解説もされるね。
つまり、まず、自分が何にとらわれていたのだろうか?
その何かが、なんであるか?に気づくこと。
これが次の新しい出発につながるわけやね。
で、この「渦婚 夫の浮気で、なぜ幸せになれたのか?」。
ネタバレになるから詳細は書かないけど。
アマゾンで目次や「はじめに」を見てほしい。
目次で目につくのは、やっぱり
“絶望の果てに見えた世界”
“すべての奇跡は日常の中にある”
といったあたり。
そして、おそらく著者が伝えたいのは、これ。
“望む未来を選ぶ<決断>”
つまり、パートナーに執着しすぎて自分を見失ってしまうことが、一番の不幸ということなんだな。
離婚でも、結婚でも、なんでもいいけど
冷静に、ほんと冷静に考えてみると・・・
そんなものに振り回されてる自分は、自分の生き方はどうしてるの?
ってことだな。
アマゾンで口コミを拾ってみる。
誰もが「女とはこういうもの」「男とはこういうもの」という思い込みをもち、
それぞれがずれていき、そのズレが浮き彫りになっていく。
そう、すべては“思い込み”なのだ。
それが不幸の原因なのだ。
悲しいけど。
(哀しいけど)
さまざまな出来事の中で無意識の自分にも気づいていく、ものの見方が気持ちよく変わっていく。
人間、自分の無意識に気づけて、で、その無意識に知らぬうちにコントロールされ続けていた、そんな人生・・・に気がつけたら、もう怖いものはないよね。
で、その先に。
本当の幸せがあるわけだ。
これ即ち。
自立した生き方、ということだな。