ファッションコーディネートの出発点
カラーコーディネートの世界では、人間にとって似合う色を、大雑把に4つの季節に分けるという手法があります。
これはメンズでもレディースでも同じです。
で、この「似合う季節」というのは、年齢などにともなってゆっくりと変わるようです。
春の色 | 中間色の明るめの色。たとえばクリーム色とか、水色や、クリーム系のグリーン、薄ピンク、薄めのグレーなど。 |
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夏の色 | 原色の明るい系。赤とか真っ青とか。リゾートカラーとでも言いましょうか。 |
秋の色 | 春の逆で、中間色の暗めの色。薄めの茶系とか、カーキ色など。 |
冬の色 | 暗めのダークな色彩。濃い目の焦げ茶とか、黒とか。 |
いま、あなたのそばにあるタオルでもTシャツでもいいので、それぞれ季節に該当しそうな色合いのものを集めて、それを肩に当てて鏡を見ながら、「しっくり感」を見比べてみてください。
不思議なもので、なんとなく顔が浮かび上がったり、言葉ではうまく言えませんが「しっくり来てる!」という色合いが必ず見つかるはずです。
結論となりますが、人間のファッションには、どうしようもない「似合う、似合わない」という世界が存在している、ということを認識することが肝要かと思います。
どのように着こなせばよいのか?
上記したように、まずは自分に似合う、色彩の系統を見つけましょう。
変な話ですが、ユニクロやGAPはポロシャツの色のバリエーションが多いので、そこに行って、自分にとっていちばんしっくりくる色の系統を見つけてしまいましょう。
ひとつの色が決まれば、それが含まれるその季節の色の系統は、だいたい似合うと思ってもらって大丈夫です。
(注意点は、この似合う“季節の色”は年齢や、あとはお仕事などで経験値が上がると共に変わるものなので、定期的にチェックが必要です)
で、基本的な考え方ですが、
自分に似合う“季節の色”を、ファッションコーディネートの基本に据える、ということです。
この色を「主」として使うようにしましょう。
この色のコーディネートさえ間違えなければ、アイテム自体がよくみるとダサダサであっても、なんとなく、さり気なく全体として垢抜けて見えたり、落ち着いて見えたりとか、しっかりと存在感をアピールできたりします。
逆に、似合わない季節の色を身につけると、言葉にはならないような、たとえば昔の映画で表現されるような典型的な田舎者のような、ダサダサを通り越した雰囲気さえ作りえてしまうのです。たとえ、それがブランド物のシャツであってもです。
おしゃれに生きていくのなら、ほんとうにこの点には充分なチェックが必要ですね。
さて、上では“この色を「主」として使うようにしましょう”と書きました。
では、ベタベタにその季節の色を使えばいいのか?という問題があります。
残念ながら、これをやってしまうと、やっぱりダサダサとなることは逃れることはできません。
「主」として使う、の基本的な解釈ですが、必ずしも身体の表面積の大半を占めろ!ということではなく、「ポイントとして活きる」ということを留意すべきなのです。
たとえば、お仕事や冠婚祭などでダークなスーツを着なければならない場面。
よく知られている手法ですが、ネクタイやチーフでワンポイント入れるわけですが、このネクタイやチーフの色については、確実に自分の“季節の色”を入れる、ということが重要なのです。
この場合、全体のダーク感が逆にあなたと、“あなたらしい色合い”を浮き上がらせてくれるかもしれません。
また、春の色が似合う人が、明るめのスーツを着て商談に向かう場面。ただし、スーツが明るすぎることで、当然雰囲気が軽くなってしまいます。
そんな時に、ちょっと重厚感の漂う色合いのブランド物のバッグ、あるいはビジネスシューズを組み合わせることで、あなたらしい雰囲気がますます生きることになるんですね。
コーディネートで着こなそう!
ということで、いかにコーディネートという考え方が、メンズであろうと、レディースであろうと、おしゃれには必要不可欠であることが理解できたかと思います。
ここで、さっそく「さて、じゃあ自分に似合う色合いのパンツを買おう」という単品購入思考の人は要注意。 ( ´∀`)b
大切なことは、色合いも含めたトータルコーディネート。
これからのおしゃれには、コーディネート買いが不可欠だろうと思うわけです。
でも、ネット通販でコーディネート買いできるお店ってあまりないかも、と思っている人も多いと思いますが
じつはコーディネイトを考慮して提案してくれるお店はたくさん存在しますよ。
そういったお店では、必ずコーディネイトや着こなしの事例画像が見られたりします。
このような通販サイトを上手に活用して、今後のおしゃれ人生、がんばってくださいね!