自分に合った転職先の探し方はどうしたらいい?の時の考え方
自分に合った転職先の探し方について4つのポイントを上げておきたいと思います。
自分に合った転職先を探す前に。
まず自分自身が何をやりたいのか、できるだけ明確にしてみましょう。
よく引き寄せの法則本などに書いてあるように、自分がその仕事に就いたとしてワクワク感があるかどうか妄想してみることが重要だと思います。
ワクワク感、というのは、たとえば小学校の時の遠足の前日のような感じです。
身体のお腹のあたりから背筋を通ってドヨドヨンとワクワクが立ち上っていくような感覚。
これがないと、長続きしませんし、もうひとこえ!という時に頑張りも利きません。
一方で、非常によろしくないのが、「〜あるべき」とか「〜だったはず」とか決めつけです。
それらは、たいがいは、自分で言っているのではなく、他人や親御さんや社会からの刷り込みです。
そういったものに従っているばかりでは人生辛くなるばかりです。
本当にやりたいこと、を考えるにあたっては、自分の魂の奥底からくるドヨドヨンという龍のような立ち上りをみつけてみましょう。
上のポイント1とは逆なことを書くようですが、自分自身を知るためには、自分ではなかなか自覚できていないことが多いです。
自分では当たり前になってしまっていることが多いです。
したがって、自分自身を知るためには、他人の意見を聞いてみると良いと思います。
ただし、自分のやりたいことについての意見を聞く時には注意が必要です。
「やめておいたほうがいいよ」などなど反対意見も多くでてきます。
自分自身の性格や気質については勇気を持って他人の評価を確認し、自分のやりたいことについては、孤独にはなりますが、自分の決意を持ってワクワクを信じて突き進むことが肝要です。
自身を持って前に進むために、自分自身をよく知っておくことが肝要なのです。
いきなり具体的になりますが、自分が何をやりたいかスッキリと確認できる人はほんとうに少ないのが世の中ではないでしょうか?
その状態では世の中にどんな仕事があるのか?どんな求人があるのか?想像もつかないかもしれませんね。
その意味で、転職支援サービスに登録すると、とたんに「ああ、こんな仕事があるのか!」「こんな求人の条件があるのね」みたいな情報が飛び込んできます。
自分のイメージが、とたんに具体的になって思考や気持ちが動き始めます。
外部の業者を利用することで、こういった刺激を、自分自身に与えることができるわけです。
ただし、注意点としては、情報過多・選択肢過多になることで迷いが生じたり、ストレスが溜まったり、という本末転倒な状況にも陥りがちです。
情報に目は通すとしても、一歩引いて客観的にみる態度が不可欠です。
難しいことを書いているようですが、仕事と同じですね。
仕事上で行う情報収集のように臨むとよいでしょう。
転職での売り物は、今度は“あなた”自身なのです。
人生、自分が「これをやりたい!」と力んでみても、実際のところ、それが本当に自分に合っているのか?向いているのか?
それは人生のかなり後になってみないと(極論すると、お墓に入る直前まで)わからないものだと思います。
そう考えたほうが先人たちの生き方を見ていると、意外に正しいのかもしれませんよ。
運や活躍の場は、自分でゼロから作れる人は、ほんのひと握り。
ほとんどの人の場合は、運や居場所は、他人が持ってきてくれるものなんですね。
はい、お金を払ってくださるのも他人さまです。
なので、今、与えられている場で、自分の能力を発揮し尽くす、ということが意外に大事なのかもしれませんよ。
転職先の探し方の考え方は?
転職先の探し方はどうやってやればいい?という問いかけは、あなたから見た視点の問いかけですね。でも転職にはかならず相手先の企業が存在します。いや、求人している企業が存在しなければ、転職先など探しようもないんですね。転職先の探し方、というのは「人材が欲しくて求人している企業とどうやって巡り合うか」という方法論にほかなりません。実際にニーズのある企業、もっというと“あなたのような人材を採用してくれる可能性がありそうな企業”をどうやって探すか?ということです。
方法は簡単です。
(“インターネット以前”は大変でした、という意味です)
転職サイトへ登録することで、求人中の企業を一覧することが可能です。
インターネット社会の今は、企業自身がインターネット上の自社公式サイト上で「求人してますよ!」と告知すること、またそれを検索エンジンで検索できる状態にすることが可能です。また転職を支援する人事サービス会社では、こういった求人情報を集めてデータベース化し、その一方でたくさんの転職希望者を募って、互いが探し合ったりマッチングできる会員制サービスも事業展開されています。
人に会わずに、インターネット上でこのデータベースを検索することも可能ですし、サービス提供会社のコンサルタントや求人元の企業からスカウトの連絡が入ったりもします。
(これを転職サイトという呼び方をします。有名なのはリクルートが事業展開している
転職サイトという、いわば会員制求人情報サイトでは、自分が主体的に動いて転職活動を行う事になります。ただし、転職サイト側は、求人広告の集合体という側面もあり、また転職希望者と求人元企業とを仲介する、結婚で言うところの仲人(なこうど)のような存在でもあり、転職活動をバックアップしてくれます。
自らが積極的に“ひとりの人材という情報”となって参加していくことで、選び取ったり、選び取られたり、という事になります。インターネットそのものがこういった機能性を持ったツールなのですが、転職サイトというもっと濃い場においてより確度の高い転職活動を行うことができる、ということです。
ハローワークとの比較ですが、かたや行政の事業なのでスピード感が異なりますし、民間では“非公開案件”なども随時流通していますのでそこら辺の違いは大きいと思います。
会員にならなければ知ることのできない“非公開求人”も注目です。
転職エージェントなら専門家の力を借りながら転職活動できます。
転職エージェントとは「人材紹介サービスを行う企業」、もしくは現場で活動するスタッフそのもののことを言います。転職エージェントは対・転職希望者、対・求人元企業という二つの顔をもつ転職支援サービスです。
転職エージェントは、転職したい人のアドバイザーやコンサルタントとして転職活動を支援し、スペックや待遇希望に合った企業や仕事のポジションへ導くお手伝いをします。またその転職希望者を“人材”としてデータベース化しストックします。一方で、企業からは求人情報を預かり、そのニーズに合った人材をデータベースより抽出し人材として紹介を行っていくものです。転職希望者と求人元企業を結びつけマッチングしていくという仲人のような立場をする一方で、転職希望者のエージェント(代理人)として給与や雇用条件の交渉などを行うこともあります。
転職希望者の転職エージェントを使うメリットとしては、転職エージェントというリアルな専門家やプロの知見や意見を聞くことができるので、ミスマッチを防ぐことができることでしょう。自分が「あの会社に入りたい!」とか「あの仕事をしたい!」と思っていてもよくよく話を聞くと社風や職場の雰囲気面を考慮すれば、止めておいたほうがよい場合もありますし(転職エージェントのスタッフは求人元企業の内部に出入りしたりヒアリングしたりする事もできます)、本人の気性やスペック、経験値的に難しい場合も多々あり、そういった時に率直なアドバイスをもらえることもあります。
転職サイトとの比較でいうと、転職エージェントで一番大きいのは、転職したいと思っている企業の実際の雰囲気や空気感、たとえば「入りたいお気持ちはわかりますが、あそこはかなりタフでないと厳しいですよ・・・」みたいなアドバイスがもらえることでしょう。転職サイトはネット上でバーチャルな状態で企業情報を一覧するにとどまります。最近は動画などで企業紹介することもありますが、うがった見方をすれば、よく見せようとすればいくらでもよく見せることは可能な世界です。
いずれにしろ、転職をしたいが迷いがあったり、また自分自身についていろんな可能性を探ってみたい、という人は転職エージェントに相談しながら転職活動をすすめるとよいでしょう。
転職エージェントで有名なのはやはりリクルートグループのリクルートエージェントがありますしDODA(デューダ)など多くの人材サービス会社が事業展開を行っています。
このサイトでも幾つかピックアップしてありますので、参考にして下さい。
転職支援サービス各社の紹介
DODAは転職フェアやセミナーなど、転職支援に積極的です!
自分に合った転職先の選び方のポイント
「あ、ここいいじゃん。業種も職種もバッチリで自分のキャリアを活かせそうだし、伸ばすこともできそう・・・」
これははっきり申し上げますが・・・
新卒の時からあまり進歩していない転職先の探し方・選び方だと思います。
たしかに自分が活かせそう=やりがいがありそう、という視点は非常に重要です。なぜなら気持ちよく働けないと仕方がないですからね。
ただしある程度社会人として“プロ”としての職歴があるのであれば、もう少し突っ込んだ選び方をすべきでしょう。
ざっくりと言えば、ちょっとまどろっこしい言い方ですが、その候補となる転職先を“時系列”で見る・予測する、ということだと思います。
たとえば・・・
自分が転職先で10年は体調的にもメンタル面でも多少ハードな毎日であっても問題が発生せずに行ける、という保証があれば、10年後に高額の給料をもらえることを前提に100%やりがい重視、という方向もあるのかもしれません。
でも実際にはそんなわけにはいかず、転職した途端に身体を壊すとか、身内が病気で亡くなり精神的に落ち込んでしまう、とかそういったことが普通に起こるのが人生です。
そもそも甘える前提での転職活動はありえないですが、上記のような予想していなかった事由によって自分のパワーが55%とか60%とかにダウンしても、多少の余裕を持ってもらえるような転職先であることが望ましいですね。
でもそんな転職先をどうやって選ぶか?
まあ必ずしもイコールではないですが、まずは会社が儲かっていなくては、上記のような要請には応えられる原資がそもそも持ち得ていない、ということに鳴ります。売上高が大きい、というより、伸びている、という視点のほうがよいでしょう。これが“時系列”という見方です。
いま売上高が巨額でも、いまがピークかもしれません。でも市場が拡大している報道などがあって、そこに向けて事業展開しなおかつ売上、利益が伸びている・・・これは将来性は高い企業といえますよね。
もっと言うと売上高、営業利益、そのものは「社員一人あたりの数字」に変換してみましょう。
もちろん儲けがすべて社員の給与に反映されるうことなどありえないのですが、少なくとも「社員一人あたりの数字」が低ければなかなか余裕感を見出すことは難しいでしょう。
(以前はこういった数値は低くても表に出てこない福利厚生・・・社宅があるとか補助金がでるとか、が充実している企業もありました。が、今は昔、こういった会社は少数派になっていますね)
つまり、まとめると・・・
転職先を探したり選んだりするにあたっては、できるだけ会社四季報など企業の財務や事業活動の“成績表”を見ながらやるとよいでしょう。
実際に会社四季報などの巻末の特集には毎号「社員一人あたりの・・・」みたいなランキングが掲載されています。
なおチェックするのは、できるだけ「利益」の部分を見るようにしましょう。売上が多くても、負債が多量にあって給与が抑えられているとか、そういうこともありますので。