このページでは転職エージェントに何社登録したら良いか?について解説しています。
結論的には、多くの選択肢を持つために、複数社登録することをおすすめします。
具体的なおすすめとしては、最低でも2社、
余裕があれば3、4社を利用したい、といったところでしょう。
ただ、情報ルートやおつきあいする窓口が増えれば増えるほど、その対応や処理に時間が取られたり、現職への負担も予想されます。
転職エージェントを利用するにあたっては、自分の持てるリソースをよく確認し、身の丈にあった転職をすると良いと思います。
- 転職エージェントは複数社登録して使い分けるのが一般的
- 転職エージェントの特徴を組み合わせ、視点視野を広げよう!
- 転職活動の初期は間口を広く、徐々に相性の良さそうなエージェントに絞り込みをかけよう
- 転職活動における選択肢が多ければ、負荷も増えることを肝に命ずべし
【転職エージェントは何社】転職経験者はいくつ登録したのか?
●転職エージェントの最大手リクルートエージェントが2019年に実施した調査によると、約6割ほどの転職活動経験者が「2〜3社」の転職エージェントに登録した、との結果が出ています。
●「1社のみ」の経験者も少なくはなく、3割に迫る割合となっていました。https://www.r-agent.com/
●リクルートエージェントの調査結果で言えることは、転職経験者の7割以上は複数の転職エージェントを利用していた、という結果になっています。
転職活動は、人生における一大事。
あとで振り返って後悔しないためには、【やり切った感】【やり尽くした感】があったほうがよいでしょう。
そのためには、できるだけ多くの選択肢を吟味できるように、間口を広げて活動するようにしたいところでしょう。
ただし、それは人情としては理解はできますが、情報や選択肢が増えれば増えるほど処理しなければならないことも増えます。
現職をこなしつつ、という高度な対応が求められますね。
繰り返しますが、大人として、身の丈にあった対応が求められている、したがって、複数の転職エージェントとおつきあいするにあたっては慎重さも求められている、と考えておくとよいでしょう。
【転職エージェントは何社】おすすめの併用社数はいくつ?
転職エージェントは何社登録したらよいか、については、人それぞれおかれている状況が異なると思います。
ただし、上でも書きましたが、おすすめとしては最低でも2社とお付き合いしてみてはいかがでしょうか。
まず最低限、2つの窓口をもつことで、双方の転職サービスや対応の違い(誠意をもって対応してもらえるか?)、あるいは手持ちの求人情報の質や量などの違いを比較することが可能になり、より精度の高い選択を行いやすくなると思います。
最低でも、という但し書きをつけたのは、やはり現職の忙しさを考慮すべきだと思います。
本音を言うと、これから転職活動をする人には、理想的には3、4社ぐらいは登録してみることをおすすめしたいです。
ただし、登録数を増やせば増やすほど現職との抵触や、情報過多による混乱も生じてきます。
ひと言で言ってしまえば「面倒くさい」という精神状態に陥りやすいです。
こうなると転職という、精神力が必要とされる行動は取れなくなってしまいます。
【転職エージェントは何社】複数の特長を引き出して賢く利用しよう!
転職エージェントを複数組み合わせて、それぞれの特長を引き出しながら、自分の選択を詰めていく、というやり方もありますね。
仮に3社の転職エージェントを活用するとして、2社はリクルートエージェントのような“総合力”をもった大手、もう1社は業界に特化した、たとえばIT業界の転職に強いエージェントに登録するとか、そういった組み合わせ方です。
もし貴方のスキルが専門性が高いのであれば、総合力の大手は1社、業界専門を2社、といった組み合わせが考えられますね。
【転職エージェントは何社】転職活動の流れで初期と中盤以降で分けて考えよう
転職エージェントは何社登録したらよいか、を考える際に、転職活動のスケジュールや流れを考慮してみるのもひとつの手ですね。
たとえば、初めから接触数を絞るのではなく、転職活動の初期にはできるだけ多くの転職エージェントに接触したり、転職フェアや相談会に参加する、というステップを踏むわけです。
実際のところ、こういった動きをすると大量のメールが届くようになったり、時には電話がかかってくることもあるかもしれません。
現職を抱える中でそういった状況はかなり煩わしく感じると思いますが、何度かやり取りしているとサポートがしっかりしているエージェントや魅力的な求人情報をもっているエージェントが見えてくると思います。
そんな過程を経て、実際に転職活動(人生)を預けるエージェントを絞っていく、という流れもあると思います。
転職を急ぐのであれば、そういった活動の中で、魅力的な求人案件に飛び乗ってしまう流れもアリでしょう。
【現職の繁忙状況別】あなたは何社のエージェントに登録すべきか?
現職の忙しさ | 転職エージェントの登録数のイメージ |
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かなり忙しいが休みはある | 1社〜2社 |
忙しいが、働き方に裁量も与えられている | 2社〜3社 |
ほとんど定時定休で働けている | 3社〜5社 |
めっちゃくちゃ忙しい | 1社だけ、もしくは転職サイトを利用(※下で解説) |
まだ転職に踏み切れない、模索中 | とりあえず転職サイトに登録(※下で解説) |
忙しく頑張っているあなたは、実は求人元からすればとても興味がある存在です。
そして、忙しいなら忙しいなりに、世の転職サービスはどんどん充実してきています。
実際に動いてみれば
「転職活動ってこんなに楽なのか?」
と思えるほど転職支援サービスは日進月歩で充実しています。
もうほとんどの転職支援サービスは使う側に負荷がかからないようにデジタル化の利便もかなり上がっています。
またエージェントとの最初の面談のセッティングもかなり柔軟に対応してもらえるものと考えて大丈夫です。
夜間や休日でも対応してもらえるところも少なくないです。
案ずるより産むが易し。
まずは会員登録だけでも済ませておくとよいでしょう。
行動有りき、が良い結果につながると思いますよ。
転職エージェント「1社のみ」利用のメリット・デメリット比較、注意点は?
転職エージェント「1社のみ」利用のメリット・デメリット比較、注意点について解説します。
転職エージェント「1社のみ」利用のメリット
転職エージェンをト「1社のみ」に絞って登録、利用する場合のメリットしては、やはりワンストップでもろもろが進行しやすい、ということですね。
やはり現職が非常に忙しければ、メリットがあろうがなかろうが、「1社のみ」に絞らざるを得なくなることもあるでしょう。
1社の転職エージェントに望みを伝え、方針が共有できれば、高級ホテルなどのいわゆるコンシェルジェ・サービスのように任せることができます。
万事エージェントにお任せください!ということで、応募先の提案や求人の案内、面接のセッティング、給料の交渉など大船に乗った気分でいられるということですね。
もし質のよい人材紹介サービスや担当に1つ出会えれば、これは非常に幸運なことだといえるでしょう。
転職エージェント「1社のみ」利用のデメリット
転職エージェントの「1社のみ」利用のデメリットとしては、上でメリットを紹介しましたが、なかなか理想的な状況にはなりにくい、というのが転職活動であり、人生、ということだと思います。
まずは、転職活動では、望みどおりの求人があるケースは少ないかもしれません。
またあなたの求める給料や待遇とすんなり折り合える求人がすぐに見つかるかというと、なかなかそうはいきません。
転職エージェントも、たとえ有名な大手であっても、担当者と反りが合わないこともありがちです。
担当替えをしてもらったり、新しく求人を探してもらったり・・・いろいろスッタモンダはつきものです。
そういたスッタモンダが生ずることを前提に考えれば、転職活動の前半は、転職サービスを1社に絞り任せることはむしろリスクがあることかもしれませんね。
上でも書いていますが、転職活動の初期には、ゆるくであってもいいので、幅広い情報収集活動や窓口を広げる活動をおこなったほうがいいのかもしれません。
ということで「1社のみ」利用のメリット・デメリットを書いてみました。
転職を成功させるためには、何社登録するか?1社のみか?というよりも、くどいようですが、転職活動をする貴方の現状のリソースがどれだけあるか、また、どういった企業やポジションに転職したいのか、方針がしっかり固まっているか?といったポイントの活動前確認が必要不可欠だということが言えると思います。
まとめ【転職エージェントは何社】ベストの利用方法
何社か?1社か?という視点で解説してきましたが、いろいろ書いているうちに思いましたが、転職エージェントというものは言ってみれば単なる道具です。
転職活動というものを結実させていく過程の道具に過ぎません。
なので、まずは貴方の転職活動に臨む方針をしっかりと固めることが寛容ですね。
で、それを実現させるために、現職をこなしつつあなたが割けるリソースはどのぐらいか、などを確認しながら、結果として何社と付き合おう、ということになると思います。
理想的には2〜4社程度の登録をおすすめしますが・・・貴方はどうしますか?