転職エージェント 複数

 

転職エージェントに複数登録する場合の基本スタンス

 

転職エージェントは複数登録何社登録すればいいか?

 

自身のキャパもあるので迷う人も少なくないと思います。

 

このページでは転職エージェントの登録は

  • 複数社のほうがいいのか?
  • 1社のみの方がいいのか?

それぞれの場合のメリット・デメリット(注意点)を挙げて比較、解説してみました。

 

結論としては、複数登録したほうがメリットが大きいと思います。

 

自分の選択肢をできるだけ広げて転職活動を進めていくことが理想ですね。

 

ただ個々人の転職活動の方針やキャパというものがあるのでそこは熟慮したほうがいいです。

 

キャパは有限です!

 

エージェントの数が増えれば増えるほど、対応だけでも時間とエネルギーを持っていかれるわけです

 

 

何社登録するにしても「業界最大手」のリクルートエージェントはおさえておきましょう!

 

 

リクルートエージェント
に登録する

 

 

“非公開案件”の多さは、さすが業界最大手!と言わざるを得ません。

 

では以下、順に解説していきますね。

 

 

転職経験者は何社の転職エージェントに登録しているのか?

●とある転職支援サービス会社の調査では、転職エージェント(人材紹介会社)を利用した人(ミドル)のうち、1社のみ利用したのはわずか1割。

 

2〜5社の複数利用した人は6割以上となっていました。

 

●某転職サイトの調査結果では転職成功者は平均で約4社を利用していたとのこと。
(全体平均は2社)

 

 

転職したい、そして、転職エージェントを使うことになった場合には

 

複数の転職エージェントへの登録をおすすめします

 

 

 

2〜3社の複数組み合わせるとして、どのエージェントを選べばいいか?
転職エージェントのリストはこちら!(下へジャンプ)

 

 

「複数」と「1社のみ」のメリット・デメリット比較、注意点は?

↓複数登録 ↓1社登録
メリット

●応募先の選択肢が広い
●幅広く情報やアドバイスを得られる

  • 求人数しかり
  • 担当コンサルも多種多様、替えがきく
  • 独自求人や非公開案件

●1社のリソースとじっくりつき合える
●連絡のやり取りの労力が抑えられる
●求人案件がかぶる可能性が減る

デメリット

●情報過多になりがち、自分で整理・判断・選び取りしなければならない
●やり取りするだけでも時間と労力が奪われる
●案件がかぶってしまう可能性がある

●ご縁が少なかったり、偏ったり
●“当たり外れ”が出てしまう
●比較対象がないので“現在地”を自覚・確認しにくい

転職エージェントを「複数登録」する場合と「1社のみ登録」する場合の、それぞれのメリット・デメリットを比較して、表にしてみました。

 

人間は一般的に言って、何か大きな決断や行動をする際には、“やり切った感”がとても大切な生き物です。

 

何かやり残したりすると、あとで後悔したりするものですね。

 

その意味では、先に選択肢は出し尽くして、その安心感を前提に決断したい、というのが人情ですね。

 

ましてや、就業や転職は人生の一大事です。

 

その点、上表にまとめたように、やはり転職エージェントを「1社のみ登録」した場合は、とても選択肢が限られてしまう懸念もあります。
(もちろん、幸運にもうまくいく場合も少なくはないと思いますが)

 

ということで、このページの結論としては、やはり転職エージェントを使うなら複数登録して、十分な選択肢を得ながら転職活動をすることをおすすめしたいところですね。

 

もし転職がうまくいかなかった場合に、あとで湧き上がってくる後悔のことを考えれば、決して「1社登録のみで突っ走れ!」とは言えないです。

 

 

ただし、ただし。

 

逆に「10社の転職エージェントに登録してうまく立ち回れ!」とも言えません。

 

 

登録社数が多ければ多いほど、連絡のやり取りだけでも非常に多くの時間と労力が必要となります

 

これを忙しい現職をこなしながら対応しなければならない、ということになります。

 

 

ましてや転職エージェントを利用する場合には、まずエージェントとの面談は必要不可欠です。

 

現職がある中で、面談の時間調整だけでも至難の業となるでしょう。

 

 

実際に、エージェントとの頻繁なやり取りに嫌気をさして、結局、転職活動そのものも投げ出してしまった、という本末転倒な人もいました。

 

 

あと注意したいのは、複数社と付き合うことで、同じ求人案件を提案されることもあります。

 

これには、きちっと自律した交通整理が求められます。

 

これは経験上で断言できますが、いいかげんにやってしまった場合は早々にバレてしまうからです。

 

同じ提案を受けていて振ってしまったエージェントと、求人元企業の待合室でバッタリ、なんてことはよくある話です。

 

転職エージェント側に、人物としての低い履歴が残ってしまい、次に転職したい際に、信用を失っていてよい案件を受けられない可能性もあります。

 

 

転職に際して、選択肢を最大化したい、という思いは理解できます。

 

が、けれども生身の人間は、すべての選択肢は検討し尽くせないものです。

 

人生うまく行っている人の中には

 

「たまたまそこにあった“ご縁”を大切にしただけ」

 

という話をする人も少なくありません。

 

あなたは、そこのバランスをとれるかどうか?

 

転職エージェントにweb登録するまではどんどん進めれば良いと思います。

 

が、実際に面談のステップに進む際は、もう一度あなた自身の転職の方針、あるいはリソースやヒューマンスキルをしっかりと見つめ直してみるとよいと思います。

 

転職エージェントを使う場合は、いざコトが動き出すと、非常に早いです。

 

その速さに怖気づいて逃げ出してしまう人もよくいます。

 

  • 無理はせずに
  • ご縁は大切に
  • 誠実に

 

この3点は転職活動に限らず、人生の基本的スタンスとして重要なことと言えるでしょう。

 

 

では次に、状況別に、どの程度の数の転職エージェントとつきあうべきか、ひとつの例としての考え方ですが、参考にしてみて下さい。

 

 

いろんな特徴の転職エージェントを組み合わて登録しよう!

 

転職エージェントを複数使うとして。

 

ならば、その複数をどう組み合わせるか?が問題ですね。

 

以下、主な転職エージェントをリストアップしておきます。

 

質(専門性)をうまく組合させてバランス良く登録するようにしましょう。

 

エージェント名 総合性 得意な分野 リンク先
リクルートエージェント

オールラウンド
老若男女
ハイスペックから第二新卒・フリーターまで
外資系から国内地方まで

https://www.r-agent.com/
パソナキャリア

オールラウンド
老若男女
ハイスペックから第二新卒・フリーターまで
外資系から国内地方まで

https://www.pasonacareer.jp/
DODA(デューダ)

オールラウンド
エグゼクティブ・海外に注力
転職フェア高頻度

https://doda.jp/
パーソルキャリア DODAエグゼクティブ エグゼクティブ層

https://doda.jp/
(まずはDODAに登録)

パーソルキャリア DODAグローバル 海外勤務・外資系

https://doda.jp/
(まずはDODAに登録)

マイナビエージェント

オールラウンド
20代・第二新卒に強い
女性の転職を積極サポート

https://mynavi-agent.jp/
BIZREACH(ビズリーチ)

ハイスペック・エグゼクティブ(シニア)
外資・国内地方コア人材

https://www.bizreach.jp/

JAC Recruitment
(ジェイ エイ シー リクルートメント)

ハイスペック
外資系・海外・
エグゼクティブ層

https://www.jac-recruitment.jp/
メイテックネクスト IT業界専門 https://www.m-next.jp/

※BIZREACH(ビズリーチ)は正確には「会員制求人サイト」ですが、登録することで求人元企業や転職エージェントのヘッドハンターからスカウトがもらえます。

 

※上記の総合性や専門性は“強いて言えば”という感じで記載しています。的を得ているものもあれば、各社進化・変化をしていますので自身の目で確かめてみてください。
※各社、それぞれ大量の非公開案件を保持していることをお忘れなく。

 

 

転職エージェント3社に登録するとして、例えばの組み合わせを考えてみた

 

転職エージェント(人材紹介会社)に複数登録する場合の考え方ですが、仮に3社登録するとして

 

ひとつは、抱える求人案件数が多いエージェント、つまり業界のガリバーであるリクルートエージェントにはもれなく登録しておきたいところです。

 

もうひとつは、進みたい業界や分野に特化したエージェント

 

たとえば海外ならJAC Recruitment(ジェイ エイ シー リクルートメントとか、IT業界ならメイテックネクストとか。

 

もうひとつは中小の人材紹介会社。

 

ヘッドハンターだったり個人レベルの強力なコネからサービスを行っているエージェントなど。
こういうところはとにかくフットワークが良いです。

 

中小のヘッドハンターの見つけ方は意外に簡単。

 

ビズリーチという会員制の転職求人紹介サイトがあります。

 

このビズリーチに業者側として登録した中小のヘッドハンターからオファー(転職のお誘い)を受け取ることができます。

 

中小や一匹狼のヘッドハンターは、企業トップやキーマンと直接つながったりしています。

 

トップダウンの求人や新規プロジェクトのリーダーの求人案件を持っていたりするわけです。

 

 

以上はあくまで複数社登録する場合の考え方の例です。

 

こんな感じでレベルや性質の異なるエージェントを選び、情報源や顧客筋が異なりそうなエージェントを組み合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。

 

 

あくまで転職活動の主人公は貴方です。

 

大切なことは、まずは自分の転職における目標をしっかりもって臨むこと。

 

それによって初めて複数の選択肢が活きてくると思います。

 

 

方針も何もなく複数の選択肢が飛び込んでくると、それはただただ情報に振り回されることになります。

 

 

 

転職エージェントの複数登録でおさえておくべきはこの2社

 

転職エージェントを何社登録するか?

 

は、あなたの希望する業界やポジション、年齢や転職活動に避けるリソースのキャパなどを考慮して決めると良いでしょう。

 

ただし、そのうちの1社は以下の2社のいずれかを含めておくことを強くおすすめします。

というのは、やはりこの2社はともに大手ということで、総合性やカバー力が違います。

 

単に規模が大きいという意味での大手ではなく、歴史的に業界を切り開いてきた人材業界のリーディングカンパニー2社なので、企業や公共団体への食い込み具合や幅の広さが圧倒的なわけです。

 

(逆に大きいがゆえに“漏れ”もあることは否定しません)

 

2社ともに提携社数、案件数がとにかく豊富ですし、エージェントとしてのあなたの担当となるコンサルの人数も多いです。

 

人材紹介を使った転職活動は、人と人との相性も大切なので、担当コンサルタントがあなたと合わない場合の“担当替えの選択肢”も豊富な方がいいわけです。

 

 

 

リクルートエージェント
に登録する

 

 

 

なお、くれぐれも言っておきますが

 

「リクルートやパソナを押さえておけば安心!」

 

ということを言いたいわけではないです。

 

 

良くも悪くも、この2社と付き合っておけば、業界のサービスレベルや提示される案件の質などのベンチマーク(評価基準)が見えてくるというわけです。

 

 

手続き処理としては一律で機械的な扱いを受ける可能性もあります。

 

でも、さすが大手!と思わせられるような案件を提示されたりもします。

 

運良くエース級の担当者に巡り会えれば、そのことがすでに貴重な経験になったりもします。
大手は人材が質量ともに豊富であることは確かです。

 

 

ああ、もうひとつ。

 

転職エージェントは、どの会社も独自の案件や非公開案件を握っているものです。

 

大手は、特に大量の非公開案件を握っていると思って間違いないです。

 

 

ということで、以下2社のうち、最低でも一つは押さえておくとよいでしょう。

 

 

 

現職が忙しい場合は「転職サイト」も併用も考えよう!

 

「めっちゃくちゃ忙しい」場合には、無理に転職エージェントを利用せずに“転職サイト”を使ったらどうか、という提案をしたいと思います。

 

現職が忙しい場合は、企業に応募する前に転職エージェントとの面談設定が不可欠で、それが高いハードルになってしまう場合もありますね。

 

複数登録どころの話ではないですね。

 

 

ただし、転職サイトなら、web上でいつでも求人情報を閲覧することが可能で(要、無料会員登録)、気になる案件があり次第、自分から応募できる、というものです。

 

メルマガを受信していると、うるさいぐらいに求人情報が届きますが、現職が忙しいなら放っておけばいいだけの話です。
余裕のある時に後からメルマガを読めばいいだけの話です。

 

 

業界最大手のリクルートグループでいえば

 

転職エージェントが「リクルートエージェント」
転職サイトが「リクナビNEXT」

 

に該当します。

 

 

「転職サイト」のリクナビで会員登録(無料)すると以下が可能となります。

  • 業界最大手としての多量の求人情報が閲覧できる
  • 連日、メルマガで自身の条件に沿った求人情報満載のメルマガが届く
  • プロフィールや経歴書を書き込むことで企業からスカウト情報も舞い込む
  • 相談したければリクルートエージェントへのステップアップも可能

 

気に入った求人に応募すれば、エージェントとの面談はない代わりに、リクナビ経由で書類が提出され(まだ匿名)、その後は直接求人元の企業との面接につながっていくわけです。

 

多忙の現職の合間に少ないチャンスを活かすには、リクナビNEXTのような転職サイトを利用することも検討してみたらいかがでしょうか。

 

「やっぱりエージェントに入ってもらったほうがいいな」ということなら

 

リクナビNEXTに登録したまま、リクルートエージェントへのステップアップ的な登録も可能です。

 

 

リクナビ
に登録する

 

 

 

ちなみに、よくTVCMで見かけるビズリーチも半分転職サイトとして自分のペースで求人を吟味することができる一方で、スカウトも受けられる仕組みとなっています。

 

ビズリーチは、ややハイクラス向け、年齢的にも高めの求人が多そうな印象もありますが、若年層にも適した求人も扱っている場合がありますので、自分で勝手にハードルを設けずに登録してみてはいかがでしょうか。

 

ボタンバナー「ビズリーチに登録する」

 

 

 

転職エージェントを複数利用する際に、そのことを「伝える」べきか?

 

最後になりますが、転職エージェントを複数利用する際に、そのことを各エージェントに伝えるべきか?否か?について触れておこうと思います。

 

これはずばり、「伝える」べきだと思います。
それも、できるだけ初期に、貴方の転職活動の方針として宣言しておきましょう。

 

 

転職の応募先企業とのやり取りも、転職エージェントとの付き合いもいってみれば、すべてが「交渉ごと」です。

 

交渉事である以上は有利に話を進めるために、駆け引きの一つとして、出す情報・出さない情報があってもおかしくはないのです。

 

ただし、転職活動という場に他人を引き入れる、といった経験があるのは少ない人がほとんどだと思います。

 

そんな慣れない場で“タヌキとキツネの化かし合い”に挑もうとしても負けが見えているわけです。
(もちろん交渉事に長けている人はその限りではないのでしょうけど)

 

事前に「複数のエージェントに登録してますよ」と伝えることで、エージェント側としては多少は警戒して情報の出し惜しみするような場面もゼロではないと思います。

 

が、気をつけなければならないのは、同じ案件が複数提示されてしまう場合があります。

 

一方では断ったのに、一方ではその案件に応募して採用されてしまう、となると、一方のエージェントは顔を潰されることになります。

 

こういった話は、それっきりの関係と思いたいところですが、世の中狭くて、そういった貴方の行動が貴方自身にしっぺ返しとして戻るような事があるかもしれません。

 

なので、転職エージェントと付き合う場合は、誠実ベースで対応されることをおすすめします。

 

 

貴方が圧倒的に強い立場に立てる方法としては、明確に方針をエージェント側に示すことだと思います。
実はこれがとても強いのです。

 

方針通りの対応してくれないエージェントに対してはバシバシ強く出ることができます。
誠実さは最強の交渉の武器であることもあるのです。

 

おもえば、転職成功者は上手に転職エージェントという“道具”を使いこなします。

 

明確な方針があれば、“道具”としての転職エージェントはほんとうによく働きますよ。

 

つまりは、そういうことです。

 

 

 

 

まとめ:転職エージェントは複数利用の一手か?

  • 転職活動の選択肢を最大化するために、転職エージェントは複数社登録がおすすめ
  • 転職エージェント1社のみは、ややリスク有り、と考えます
  • ただし、自分のキャパをよく承知してお付き合いすること
  • 複数登録する場合は、交通整理もしっかり、大人としてのあなたが試されている
  • 現職が忙しい場合は2社〜3社
  • 現職で比較的余裕がある場合は3社〜4社
  • 転職エージェントを複数登録する場合は、各社の特長を組み合わせて選ぼう
  • ただし、1社はリクルートやパソナなどの大手を盛り込んでベンチマークとして利用しよう

 

このページでは転職エージェントは何社登録するとよいのか?についてまとめてきました。

 

自身のキャパを考慮しながら、また転職エージェント各社の特長を組み合わせながら、よりベターな結果を導くようにしましょう。

 

基本的なことは、転職活動では受け身の姿勢はNG。

 

転職エージェントは、しょせん手助けしかできません。

 

転職エージェントを何社使おうが、自分自身の足や耳目で可能な限り情報を精査し行動すれば、成否はともかくもたらされる結果からは、必ず多くの学びを得られることになるでしょう。

 

もちろん、あなたから伝わる“自律の姿勢”は、きっと求人元企業からも高評価を得られると思いますよ。

 

 

 

 

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