キャリアアッフが正しい選択なのか
転職理由が『キャリアアップ』というと、非常に聞こえがいいようですが、本当にキャリアアップがよい転職理由になりえるのでしょうか。
たしかに、転職でもキャリアアップが理由の転職は、ポジティブな転職です。ですが、キャリアアップの転職も、重要なのはその中身でしょう。
キャリアアップをすると、それに伴いお給料がよくなる、というイメージもあるはずです。確かにキャリアアップすれば、仕事内容もむずかしくなったり、仕事内容も多くなったりするでしょう。それに伴い、お給料がよくなるかもしれません。ですが、大事なのはお給料がよくなったかどうかで判断する訳ではありません。
本当のキャリアアップの転職とは、注目すべきはその仕事内容です。いままでの仕事の経験をもとに、転職先ではその経験を生かしてまた新しい分野での仕事を展開することができるかどうか、また自分の役職的にも上になって、人を指導したり、いろいろな決定事項に対して決断などを下したりなど、重要な仕事になっているかという点です。例えば、転職前よりも給料が落ちたり、企業の規模が小さくなったとしても、人を教えたり、リーダー職になったりなど、確実なキャリアアップをはかれる転職であれば、それはポジティブな転職にあたるでしょう。
お給料アップの転職もだいじですが、自分の目的がキャリアアップの転職である場合はお給料の数字には惑わされないようにするべきです。