転職理由としての「人間関係」は正直に伝えるべきか？
転職理由としての「人間関係」は正直に伝えるべきか？
結論としては・・・
あくまでこのサイト独自の考え方ではありますが・・・
どちらでもいい、といいたいです。
ただし、大事なことが1つだけ。
企業や事業においては、その活動の目標として「人間関係」をよくすることを目指しているわけではない、ということです。
民間であれば、継続的に利益をあげ、顧客や社会の発展に寄与する、ということが肝要なわけです。
転職理由が「人間関係」にあろうがなかろうが、大切なことは、この人材が、その企業目的に合った人材なのかどうか？が重要なわけです。
なので、転職理由としての「人間関係」は伝えても伝えなくても、どっちでもいいのです。
「転職理由としての人間関係」よりも重視されることとは？
あなたの転職理由が「人間関係」であるとして、面接でそのことを使えたとしましょう。
ここで重視されることは
誰にもありがちだが、自分も凹むし、場合によってはまわりをも凹ましてしまう可能性のある「人間関係」の問題について
あなたがどう向き合ったか？
という点が重視されると考えると良いと思います。
いいかえれば、採用すべき人材かどうか？という意味での重要な評価ポイントとなるでしょう。
この「人間関係」の問題について、他責に徹するのであれば、残念ながら評価は上がらない可能性がありますね。
自分自身の問題として消化して昇華できたか？が問われるわけです。
「人間関係」で起きた問題を自分ごととして向き合い、そして次への教訓を糧として、同じ失敗は繰り返さない、あるいは他者や同僚を尊重する姿勢をもつ前向きな姿勢や・・・つまり何事についても前向きに学ぶ姿勢があるか？否か？が評価のポイントとなるわけです。
落ち込むほど攻める必要はありませんが、客観的な目線での自責が肝要ですね。
これは、職業人としての必須のスキルであるわけです。
人間関係に限らず、仕事で失敗や判断ミスはつきものです。
こういった問題について客観的に分析・反省し、次に繋げる前向きな姿勢が必須、ということですね。
転職理由の「人間関係」は逆にアピールポイントとして利用しよう
これは、あくまで過去の人間関係の問題を消化して昇華できていることが前提となりますが・・・
「自分はこうやって「人間関係」の問題を見つめ直し、いまスッキリしている」ということをアピールするわけです。
面接官も、相手先の社長さんでも・・・どんな人でも「人間関係」は永遠の課題として職場だけでなく人生につきまとうわけです。
この実に難しい問題を、このひとは自分ごととして向き合って消化している、そして教訓を得ることにつながったその「人間関係」に感謝すらしている、みたいなことが伝えられれば・・・
なんという人材だ！素晴らしい！
ということになるわけですね。
人間関係の問題を今でも引きずっている、という雰囲気が伝わると、採用を検討する側としては、「この人、またおなじこと繰り返す人？」というポイントに焦点をしぼってくるかもしれません。
そして
「実は職場を乱す人？」
「また人間関係で転職していってしまう人？」
というチェックが起動し始めます。
転職活動までして人間関係から離れたい、というわけなので、言い分はあるでしょう。
ただし、この面接官は、他の人達の言い分は聞けないわけです。
ということで、「人間関係」という転職理由は、上手に扱わないと、とても危険な要素であるということがおわかりいただけたかと思います。
人間関係が理由でも問題ない
転職の理由として、正直に人間関係に不満があって転職を考える人は、実際には多いことでしょう。
転職のポジティブな理由としては、やはりキャリアアップや年収アップといったところがよく聞こえる転職理由です。
それに対して、人間関係での転職はよい転職理由には聞こえませんよね。
ですが、実際に会社にはいろいろな人間が集まっています。
たくさんの人が集まってきていますので、その人格も千差万別です。
その千差万別の人格が、自分に合う人とそうでない人がいるのは間違いないでしょう。
ですが、いくら性格が合わなかったとしても仕事はしっかりしなくてはいけません。仕事は会社のことですので、失敗することは許されませんよね。ですが、仕事もうまくコミュニケーションをとらないとよい仕事ができません。そこで、ストレスがたまってしまう人も少なくないでしょう。そのストレスがたまりにたまって、精神的に病んでしまう人も、現代では少なくありません。それではいけませんよね。
『人間関係が転職理由なんて、人との適応能力が欠けているのではないか...と思われてしまわないだろうか...』と考えてしまう人もいるはずです。ですが、人間合う合わないは絶対にあります。必ずしも、面接などで正直に人間関係が転職理由だと答える必要はありません。転職理由は、表向きの理由というものを作っても問題はありません。自分がよい仕事をするためには、人間関係が理由の転職も問題ではないでしょう。
人間関係に不満
あまり大きな声で言えない転職理由が、人間関係に不満を持っての転職です。
やはり、人として合う人と合わない人がいることは当たり前のことです。会社には、多くの人がいます。それだけたくさんの人がいるのであれば、その中にやはり自分の苦手な人も出てくることでしょう。会社の人とは、家族と同様毎日会わなくてはいけません。挨拶くらいの関係であれば、問題ないでしょうが、デスクが近かったり、はたまた上司だったりした場合は、非常に厄介です...。人間関係が苦で、精神的なストレスが溜まり、心の病を煩う人も最近ではよく聞きます。
たかが人間関係...という人もいるかもしれませんが、されど人間関係です。やはり、仕事は自分のコンディションもよいときによい仕事ができるものです。人間関係などネガティブな要素があると、自分の実力を思いっきり発揮できなかったりします。それでは、せっかく自分の仕事のスキルを伸ばしたり、成果を上げるのに大きな邪魔になってしまいます。人間関係なんかに仕事の邪魔はされたくありませんよね。
かといって、苦手な人の性格を変えることもできません。であれば、思い切って転職をするのも間違いはない選択でしょう。少し思い切った選択ですが、悪くはない選択です。例えば、上司が苦手な場合、仕事も一生懸命になれないでしょう上司はやはり尊敬できる人物であることが理想的です。人間関係は、新しい職場でも働いてみないとわからない部分もありますが、悩んでいるよりかは思い切って転職してしまうのもいいのではないでしょうか。
